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『戦略研、勝ち筋のつくりかた。』第4章より

KBF・KSF

お客さんが選ぶ決め手(KBF)と、業界で勝つための条件(KSF)を1つの文で言い切ること

つかいどころ:バラバラの分析結果を、必ず1本の文に統合してから次に進む

この道具が生まれた章:「勝つための条件」を、1つの文にする

選ぶ理由と、勝つ仕組みを混ぜない

KBFからKSFを一本の文にする

30秒要約

KBFは顧客が選ぶ決め手、KSFはその決め手を満たし続ける事業側の条件です。両者を分けたうえで「だから自社は何を強くするか」まで一本につなげます。

公開日:2026年8月18日 更新日:2026年8月18日

仕事の場面

こんなときに使う

A社の営業会議では「品ぞろえ」「価格」「配送品質」がすべて重要とされ、どこへ投資するか決まりません。

考える順番

手を動かすステップ

  1. 購入場面を固定する

    誰が、いつ、何と比べて決めるかを限定します。

    残すもの:具体的な選択場面

  2. KBFを優先順位で絞る

    顧客の言葉を集め、選ばない理由も含めて上位2つにします。

    残すもの:顧客が選ぶ決め手の順位

  3. KSFを能力へ翻訳する

    KBFを安定して満たす工程・データ・人の条件に変えます。

    残すもの:強化する能力と測定指標

例で確認する:「欠品しない」を需要予測へ翻訳

状況

総務担当者への聞き取りでは、安さより「欠品連絡をしなくてよい」「好みが外れない」が継続理由でした。

考え方

KBFを補充の手離れと品ぞろえ適合に絞り、KSFを拠点別消費予測、週次配送、入替テストの3能力にします。

結論

A社は欠品率2%未満と入替後4週間の消費率を投資判断の指標にします。

よくあるつまずき

  • 「品質が高い」のように、顧客が比較できない抽象語で終える。
  • 自社が得意なことを先にKSFと呼び、顧客の選択理由を後付けする。

3分ミニ演習

A社を継続する顧客のKBFと、対応するKSFを書きます。

  1. 選択場面を一つ決める。
  2. KBFを二つまで選ぶ。
  3. 各KBFを支える能力と指標を書く。
回答例を見る(先に自分で考えてから開く)

更新時のKBFは「補充を任せられること」と「社員の好みに合うこと」。KSFは拠点別消費予測と週次補充、継続的な品ぞろえテストで、欠品率と廃棄率を測る。

『戦略研、勝ち筋のつくりかた。』表紙
大学生・経営戦略・マーケティング

戦略研、勝ち筋のつくりかた。

「なんとなく良さそう」を、"勝てる理由"に変える一冊。

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