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『みなみ、相手を動かす』第2章より

聴き手の3視点(認識・意見・感情)

相手が今「何を知っていて」「何を思っていて」「どう感じているか」を分けて見る3つの窓

つかいどころ:資料だけで進まないときは、意見と感情に触れられているかを確認する

この道具が生まれた章:「知ってる」「思ってる」「感じてる」はちがう

反論の前に、相手の現在地を描く

聴き手を認識・意見・感情に分ける

30秒要約

同じ事実を知っていても、判断や不安は人によって違います。認識・意見・感情を分けると、追加すべき根拠と、先に受け止めるべき懸念を混同しません。

公開日:2026年8月18日 更新日:2026年8月18日

仕事の場面

こんなときに使う

A社の原価対策会議には財務、営業、物流の責任者が参加します。同じ年間1,080万円の負担増を見ても、気にしている点は異なります。

考える順番

手を動かすステップ

  1. 認識を確認する

    相手が知っている事実と、まだ知らない事実を分けます。

    残すもの:共有済み/未共有の事実

  2. 意見を仮置きする

    相手が何を良い判断と考えるか、その基準を推測します。

    残すもの:賛否と判断基準の仮説

  3. 感情を言葉にする

    失敗、負担、評価への不安を、決めつけず問いとして置きます。

    残すもの:確認したい感情と最初の一言

例で確認する:三部門へ同じ順番で話さない

状況

財務は利益、営業は解約、物流は作業増を心配しています。

考え方

財務には回収額、営業には顧客別影響、物流には追加工程を先に示し、それぞれの不安を質問で確かめます。

結論

共通結論は同じでも、入口と根拠の順番を相手別に変えます。

よくあるつまずき

  • 役職だけで感情まで決めつけ、本人に確認しない。
  • 相手の意見を変えるデータだけを足し、失敗への不安を無視する。

3分ミニ演習

A社営業部長の現在地を仮説にします。

  1. 知っている事実を書く。
  2. 賛否と判断基準を書く。
  3. 不安を確認する質問を一つ作る。
回答例を見る(先に自分で考えてから開く)

営業部長は原価10%上昇を知り、値上げは解約を増やすと考え、既存顧客との信頼低下を恐れている。「一律値上げではなく、影響の小さい顧客群から検証する案なら何が懸念ですか」と確認する。

『みなみ、相手を動かす』表紙
新社会人・若手社会人・ビジネスプレゼンテーション

みなみ、相手を動かす

合ってるのに、なぜ相手は動かない?

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