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『みなみ、相手を動かす』表紙
新社会人・若手社会人・ビジネスプレゼンテーション

みなみ、相手を動かす

合ってるのに、なぜ相手は動かない?

物語で身につける、新社会人のための伝え方――会議・提案が通る13の型

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合ってるのに、なぜ相手は動かない?

「資料はちゃんと作った。データも、根拠も揃っている。なのに、返ってくるのは『ちょっと、検討しておきます』」

「一生懸命説明しているのに、なぜか話がかみ合わない」

「提案したはずなのに、気づけば何も決まらないまま、会議が終わっている」

そんな新社会人・若手社会人に贈る、"聴き手を動かす"プレゼンテーション物語です。

本書は、シリーズ既刊『戦略研、勝ち筋のつくりかた。』で活躍した遠藤みなみが、生活雑貨メーカー「くらしデザイン株式会社」商品企画部の新卒2年目として働く姿を描く連作物語。配属初日、みなみは完璧な資料なのに何も決まらずに終わった会議を見て、「あれだと誰も動かないんだよな」という先輩のつぶやきから、あるひとつの問いに出会います。

――で、聴き手は動く?

誰かに教えられた言葉ではなく、みなみ自身がその晩ノートに書きつけた一行。以来この問いは、上司への報告、社外クライアントへの提案、そして全社を巻き込む役員会まで、1年間を通じてみなみ自身の道具になっていきます。プロローグから第17章まで、1章読み終えるたびに、明日の会議・提案・クライアント対応でそのまま使えるプレゼンテーションの「型」が1つずつ、主人公と一緒に読者の手元にも積み上がっていきます。前作を読んでいる方には嬉しい続投要素、前作・前々作を読んでいなくても単独で楽しめる1冊です。

ものがたりの一場面

  • プロローグ「商品企画部、配属される」――抜けのない、完璧な資料だった。なのに会議は、誰にも反対されないまま何も決まらずに終わる
  • 第7章「『悪くない』が、一番こたえた」――クライアントへの初提案。返ってきたのは、一番答えにくい一言だった
  • 第16章「役員会、本番。想定外は来る」――用意していた冒頭の直後、最初の質問で進行が崩れる。これまでの武器をすべて使うクライマックス

本書の特徴

  • 全17章+プロローグの連作ストーリー形式:目的設定、聴き手の3視点、メッセージの要件、ピラミッド構造、演繹法・帰納法、ストーリーラインの2原則、聴き手のセグメンテーション、ビジュアル設計の3要素、デリバリースキルの5項目など、明日の会議でそのまま使える13のフレームワークを、正式名称のまま物語の中で自然に体得
  • 積み上がる「聴き手ノート」:習得したフレームワークがカードとして1枚ずつ増えていき、後の章で「前に覚えたあの道具」として再登場。役員会本番では14枚を状況に応じて組み合わせて使う、学びがその場限りで終わらない設計
  • 社内→社外→全社、難易度が上がっていく構成:上司への小さな報告から、社外クライアントへの提案、部門・全社を巻き込む変革提案へ。新社会人自身のキャリアの伸び方と同じ順番で読み進められます
  • 各章末に「現場で効く一言」コラムを全章収録:そのフレームワークが実際の会議・提案・クライアント対応でどう使えるかを具体例で紹介
  • 第17章の「聴き手ノートギャラリー」で14枚のカードを一望、巻末のフレームワーク一覧で総復習:1年間の学びを2つの形で振り返れます
  • シリーズ4作目、単独で完結:前作『戦略研、勝ち筋のつくりかた。』を読んでいなくても楽しめる、独立した1冊です
  • 対立の原因は、いつも「情報不足」「思い込み」「聴き手への無頓着」:誰かを悪者にして終わる話にはしません。読後感の良い、あたたかい物語です

こんな方におすすめです

  • 資料はちゃんと作っているのに、会議で「で、結局何が言いたいの?」と聞かれてしまう
  • 一生懸命説明しているのに、なぜか話がかみ合わない、伝わらない
  • 提案が「検討しておきます」で終わって、そのあと何も動かない
  • 会議やプレゼンで、想定外の質問が来ると頭が真っ白になる
  • 「資料の中身さえよければ、あとは勢いで伝わるはず」だと、どこかで思っている

対象読者・読み方の目安

  • 対象読者:新社会人・若手社会人(社会人1〜3年目を中心に、業種・職種を問わず、社内外で自分の考え・提案を伝える機会がある方全般)
  • ボリューム:プロローグ+全17章
  • 読了時間の目安:1章あたり5〜7分ほど。毎日1章ずつのペースなら3週間ほど、一気読みなら数日で読み切れます
  • 読み方:ストーリーを楽しみながら読み進めるだけで、明日の会議・提案でそのまま使えるフレームワークが自然と身についていきます。「現場で効く一言」コラムは、提案準備や会議前の見直しの参考としてもお使いいただけます

読み終える頃、あなたも会議に向かう前に、こう自分へ問いかけたくなっているかもしれません。――で、聴き手は動く?

目次

プロローグ

  • 商品企画部、配属される

前半:伝わる基礎編――「正しい」だけでは動かないと知る

  • 1. で、結局、何が言いたいの?(目的設定)
  • 2. 「知ってる」「思ってる」「感じてる」はちがう(聴き手の3視点)
  • 3. エレベーターの30秒に、何を積む?(メッセージの要件)
  • 4. 「全部言った」のに、「結局どれ?」(ピラミッド構造)
  • 5. 同じデータ、逆の結論(演繹法・帰納法)
  • 6. 「とりあえず値引き」の前に(問題解決の流れ)

中盤:届ける応用編――相手によって出し方を変える

  • 7. 「悪くない」が、一番こたえた(ストーリーラインの2原則)
  • 8. 同じ話でも、刺さる角度は違う(聴き手のセグメンテーション)
  • 9. 足すほど、伝わらなくなる(ビジュアル設計の3要素)
  • 10. 1枚に、何を残すか(スライドの構成要素)
  • 11. 資料は同じでも、伝わり方は変わる(デリバリースキルの5項目)

終盤:動かす統合編――複数の聴き手を同時に動かす

  • 12. 謝るだけでは、足りない(規範・功利・感情の階層)
  • 13. 「総論賛成、各論反対」を動かす
  • 14. 熱意は伝わったのに、届かなかった
  • 15. 「始まり」と「終わり」を、先に決める(オープニング・本題・締め括りの構成)
  • 16. 役員会、本番。想定外は来る
  • 17. 聴き手ノート、次の人へ