第5講座 / 全6講座
選び、結論を出す
一つの正解を探すのではなく、何を大切にするかを先に置き、選ばなかった価値も見ながら決められるようになる。
まず知っておきたいこと
確かめた情報がそろっても、選ぶことは別の難しさを持ちます。便利さ、安全、費用、公平さのように、大切にしたいことがぶつかるからです。
そのときは、選択肢を一つに絞る前に、判断のものさしを言葉にします。何を優先したのかが分かれば、結論に反対する人とも、前提から話し合えます。
オリジナルの場面
限られた予算をどう使うか
学生団体と地域の有志が、使える予算を「初めて来る人の案内を改善すること」と「参加者が交流できる時間を増やすこと」のどちらに使うか迷っています。どちらにも良さがあります。
二つの選択肢を比べる前に、どんな判断基準を置きますか。
先に、自分で考えてみる
好き嫌いを並べる前に、選ぶためのものさしを作ります。
- 今回の目的にとって、外せない基準を二つか三つ選ぶ。
- それぞれの選択肢で得るものと、あきらめるものを書く。
- すでに準備に時間を使ったことと、これからの価値を分けて考える。
考え方の例を開く
二つとも良い案なら、「どちらが正しいか」ではなく、目的に近い方を選びます。
- ものさしを置く初参加の人が安心して来られるか、次回以降も続けやすいか、運営の負担が続けられるか。
- 選ばない価値を見る案内改善を優先すると、今いる参加者の交流時間は増えない。その不満にどう対応するかも考える。
- 結論を書く今回は案内改善を先に行い、交流時間は次回の運営方法で補う、と決める。
納得できる結論とは、失うものがない結論ではなく、何を優先し何を後で補うかが見えている結論です。
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